23日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発スタート。全国人民代表大会の開幕を3月5日に控え、根強い政策期待が地合いを支えている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.29％高の3300.81ポイントで推移。セクター別では、石炭、自動車、太陽光発電設備、非鉄金属が高い。半面、ゲーム、インターネットサービス、ソフトウエア開発、通信サービスが下げている。

　23日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米利上げ長期化が警戒されるなか、22日に公表された米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨がややタカ派的な内容だったことで、運用リスクを回避する売りが先行している。米長期金利の上昇も地合いを悪化させた。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.31％安の20361.09ポイントで推移している。個別では、ネット株の百度（09888）とJDドットコム（09618）、テンセント（00700）が安い。前日高かったHSBC（00005）とハンセン銀行（00011）も売られた。半面、石炭大手の中国神華能源（01088）、パソコン大手のレノボグループ（00992）が買われている。

上海総合指数
　始値：3293.52ポイント
　前日比：2.37ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：299.20ポイント
　前日比：0.26ポイント
　騰落率：0.09％

深セン成分指数
　始値：11895.46ポイント
　前日比：-4.66ポイント
　騰落率：-0.04％

深センB株指数
　始値：1236.13ポイント
　前日比：0.17ポイント
　騰落率：0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4106.21ポイント
　前日比：-0.74ポイント
　騰落率：-0.02％