22日の香港市場でハンセン指数は前日終値を挟んで一進一退。米長期金利の上昇を背景にネット株などのグロース銘柄に売りが出る半面、純金利マージンの拡大に伴う利益拡大が期待できる銀行株が買われている。

　指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.40％安の20447.79ポイントで推移。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）とテンセント（00700）、アリババ集団（09988）が売られて相場の重荷となっている。電動工具の創科実業（00669）、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）も安い。一方、前日に2022年12月本決算を発表したHSBC（00005）とハンセン銀行（00011）が大幅高。きょう決算を発表する予定の百度（09888）も上昇している。

　22日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。前日に終値で心理的節目の3300ポイントに乗せ、約7カ月ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.42％安の3292.67ポイントで推移。セクター別では、ゲーム、教育、文化・メディア、不動産サービスが安い。半面、風力・太陽光発電設備、自動車部品、農業関連が買われている。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：76.36
　　前日比：-0.19
　　騰落率：-0.25％

　COMEX金 中心限月
　　終値：1842.50
　　前日比：-7.70
　　騰落率：-0.42％

　LME銅 3カ月物
　　終値：9200.35
　　前日比：59.00
　　騰落率：0.65％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2465.16
　　前日比：10.51
　　騰落率：0.43％