■信和置業（00083）：2022年12月中間決算は純利益が前年同期比41.8％減の24億6000万HKドルだった。EPSは0.31HKドルと、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の0.38HKドルから下振れした。

■金蝶国際ソフト（00268）：21日大引け後、2022年12月本決算で純損失が3億6300万−4億2300万元となり、前年同期の3億200万元から拡大する見通しを発表した。売上高は前年同期比15−20％増の48億−50億900万元を見込む。

■百度（09888）：2022年12月本決算をきょう発表する。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は売上高が1228億8300万元、純利益は62億2000万元。

　21日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比4.91％安の95.10米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も0.63％安の140.82米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の21日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：95.10米ドル（-4.91％）
　■百度（BIDU）：140.82米ドル（-0.63％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：36.40米ドル（-0.19％）
　■JDドットコム（JD）：47.17米ドル（-11.03％）
　■ウェイボー（WB）：21.06米ドル（-0.99％）
　■ネットイース（NTES）：85.21米ドル（-0.73％）
　■モモ（MOMO）：9.28米ドル（-2.21％）
　■レンレン（RENN）：1.66米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：15.10米ドル（-2.64％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.81米ドル（-4.10％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：7.77米ドル（-3.00％）

　21日のNY株式相場は大幅安。米10年債や米2年債利回りが昨年11月以来の水準に上昇したことや、小売り大手のホーム・デポの決算やガイダンスが予想を下回ったことでセンチメントが悪化した。

　ダウ平均は697.1米ドル安（-2.06％）と大幅に反落し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.00％安、2.50％安と大幅に3営業日続落した。業種別ではS&P500の全11セクターが下落。一般消費財が3.34％安となったほか、IT、コミュニケーション、資本財、金融も2％超下落した。

　米2月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値が市場予想を上回る強い結果となったことで米連邦準備理事会（FRB）による利上げの長期化見通しが強まり、米10年債利回りは前日の3.82％台から一時3.95％台へと昨年11月10日以来の水準に上昇した。ホームセンター大手のホーム・デポの2022年度第4四半期（11-1月）決算は売上高が予想を下回り、2024年度通期が減益になるとの見通しも嫌気され株価は前日比7.06％下落した。センチメントは大きく悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は22.87ポポイントと、前日比2.85ポイント上昇した。