17日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた直後、上げに転じた。前日は不動産市況の持ち直し期待から一時は心理的節目の3300ポイントを回復したものの、結局は続落して引けただけに、自律的な反発を見込んだ買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.18％高の3254.96ポイントで推移。セクター別では、食品・飲料や繊維・アパレル、酒造が買われる半面、インターネットサービス、ソフトウエア、半導体が売られている。

　17日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。強い経済指標や要人発言を受けて米国の早期利上げ停止期待が後退。前日のNY市場が下落した流れを引き継いで小安く始まったが、中国の景気回復への期待が相場の支えとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.12％安の20963.26ポイントで推移している。個別では、安踏体育用品（02020）や九龍倉置業地産（01997）、AIAグループ（01299）などが売られる半面、中国工商銀行（01398）や万洲国際（00288）、ネットイース（09999）などが買われている。

上海総合指数
　始値：3244.73ポイント
　前日比：-4.30ポイント
　騰落率：-0.13％

上海B株指数
　始値：294.69ポイント
　前日比：0.02ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：11894.88ポイント
　前日比：-12.52ポイント
　騰落率：-0.11％

深センB株指数
　始値：1232.18ポイント
　前日比：-1.41ポイント
　騰落率：-0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4086.22ポイント
　前日比：-7.27ポイント
　騰落率：-0.18％