9日の香港市場でハンセン指数は続落して寄り付いた後、前日終値付近でもみあい。米連邦準備理事会（FRB）高官からタカ派的発言が相次いだことで米利上げの早期停止期待が後退した半面、割安感が強まった銘柄が買い直されている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.17％安の21247.04ポイントで推移している。個別では、ネット株の百度（09888）とネットイース（09999）が大幅安。宝飾品販売の周大福珠宝（01929）と医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）も売られている。半面、保険株の中国人寿保険（02628）、カジノ株の銀河娯楽（00027）とサンズ・チャイナ（01928）が買われている。

　9日の中国本土株式市場で上海総合指数が小動きで始まった。安く寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。1月の物価統計の発表をあすに控え、様子見ムードが漂っている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.14％高の3236.76ポイントで推移。セクター別では、造船、酒造、保険、自動車部品が高い。半面、インターネットサービス、ゲーム。ソフトウエア開発が売られている。

上海総合指数
　始値：3227.73ポイント
　前日比：-4.38ポイント
　騰落率：-0.14％

上海B株指数
　始値：292.42ポイント
　前日比：-5.10ポイント
　騰落率：-1.71％

深セン成分指数
　始値：11821.96ポイント
　前日比：-31.50ポイント
　騰落率：-0.27％

深センB株指数
　始値：1221.50ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4067.56ポイント
　前日比：-8.58ポイント
　騰落率：-0.21％