週明け6日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。米雇用統計を受けて米連邦準備理事会（FRB）が早期に利上げを停止するとの期待が後退し、前週末のNY市場が下落した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比0.91％安の3233.81ポイントで推移している。セクター別では、酒造、保険、貴金属が全面安となっているほか、教育や建材も安い。半面、自動車や電源設備、電機などが買われている。

　週明け6日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前週末のNY株式市場で米連邦準備理事会（FRB）が早期に利上げを停止するとの期待が後退し、ダウ平均など主要3指数がそろって下落した流れを引き継いだ。幅広いセクターで売りが先行している。米国が中国の偵察気球を撃墜したことを受け、両国の関係悪化も警戒されているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比2.13％安の21198.29ポイントで推移している。ハイテク株の下げが目立ち、百度（09888）、JDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）、舜宇光学科技（02382）などが大きく売られている。3日大引け後に2022年12月期業績見通しを発表した中国宏橋（01378）も安い。一方、アジア保険会社のAIAグループ（01299）が逆行高。

上海総合指数
　始値：3244.70ポイント
　前日比：-18.71ポイント
　騰落率：-0.57％

上海B株指数
　始値：298.12ポイント
　前日比：0.39ポイント
　騰落率：0.13％

深セン成分指数
　始値：11957.27ポイント
　前日比：-97.03ポイント
　騰落率：-0.8％

深センB株指数
　始値：1226.85ポイント
　前日比：0.25ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4103.83ポイント
　前日比：-37.80ポイント
　騰落率：-0.91％