3日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。中国の景気回復に不透明感が漂うなか、運用リスクを回避する売りが先行している。2日のNY市場でダウ平均が小幅ながら3営業日ぶりに反落したことも地合いを悪化させたもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.70％安の21804.75ポイントで推移している。個別では、ネット株のJDドットコム（09618）と百度（09888）、美団（03690）、アリババ集団（09988）がそろって下落。英金融大手HSBC（00005）も安い。半面、食品飲料株の康師傅控股（00322）、不動産株の恒隆地産（00101）と華潤置地（01109）が買われている。

ハンセン指数
　始値：21811.08ポイント
　前日比：-147.28ポイント
　騰落率：-0.67％

中国企業指数
　始値：7456.70ポイント
　前日比：-49.09ポイント
　騰落率：-0.65％

レッドチップ指数
　始値：4001.15ポイント
　前日比：4.45ポイント
　騰落率：0.11％

■長城汽車（02333/601633）：2022年12月本決算の速報値は、売上高が前年比0.7％増の1373億5100万元、純利益は同23.1％増の82億7900万元だった。

■中国龍工（03339）：2日大引け後、2022年12月本決算の純利益が3億2000万−4億5000万元と前年比64.7−74.9減るようだと発表した。国内建機産業が下向き調整局面に入り、新型コロナウイルスの感染が再拡大したことで国内市場の需要が減退した。

■BYD（01211/002594）：米投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが1月27日、BYDのH株155万4500株を売却した。売却価格は1株当たり平均226.32HKドルだった。