1日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場が大幅上昇した流れを引き継いだ。ただ、日本時間2日未明には米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果が発表され、米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が記者会見する予定で、結果を見極めようと様子見ムードも広がり、上値は重くなっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.22％高の3262.78ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー、バッテリー素材、ガラスなどが買われる半面、不動産開発や不動産サービス、観光・ホテルなどが売られている。

　1日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。1月31日のNY市場で主要3株価指数がそろって大幅反発し、米長期金利が低下したことで投資家が運用リスクを取りやすくなった。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.38％高の21925.36ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）と美団（03690）が買われて相場の上昇を主導。不動産株の恒隆地産（00101）、碧桂園服務（06098）、碧桂園（02007）、長江実業集団（01113）の上昇も目立つ。半面、英金融大手HSBC（00005）が売られて相場の重荷となっている。オンラインゲームのネットイース（09999）、パソコン大手のレノボグループ（00992）も下落。

上海総合指数
　始値：3262.20ポイント
　前日比：6.53ポイント
　騰落率：0.20％

上海B株指数
　始値：299.61ポイント
　前日比：0.06ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：12034.88ポイント
　前日比：33.62ポイント
　騰落率：0.28％

深センB株指数
　始値：1208.63ポイント
　前日比：2.65ポイント
　騰落率：0.22％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4170.13ポイント
　前日比：13.27ポイント
　騰落率：0.32％