30日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比6.07％安の111.20米ドルと続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も0.40％安の138.48米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の30日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：111.20米ドル（-6.07％）
　■百度（BIDU）：138.48米ドル（-0.40％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：37.45米ドル（-4.97％）
　■JDドットコム（JD）：59.83米ドル（-6.13％）
　■ウェイボー（WB）：22.97米ドル（-5.51％）
　■ネットイース（NTES）：89.58米ドル（-2.26％）
　■モモ（MOMO）：10.26米ドル（-7.98％）
　■レンレン（RENN）：1.90米ドル（-3.55％）
　■捜狐（SOHU）：15.75米ドル（-2.48％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.73米ドル（-3.16％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：8.32米ドル（-4.04％）

　30日のNY株式相場は反落。今週発表されるアップルなどのハイテク・ジャイアントの決算や、0.25％の利上げが見込まれる米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果公表を控えた警戒感から、ハイテク株を中心に利益確定売りが強まった。

　ダウ平均は260.99米ドル安（-0.77％）と7営業日ぶりに反落。朝方に77米ドル高まで上昇する場面もあったが、終盤に282米ドル安まで下落し、ほぼ安値引けとなった。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.30％安、1.96％安と3日ぶりに大幅反落した。ただ、月初来ではダウ平均が1.72％高となったほか、S&P500が4.64％高となり、ナスダック総合は8.86％高と昨年7月以来の大幅となった。

　業種別では生活必需品が小幅に上昇したものの、エネルギーが2.29％安となったほか、IT、コミュニケーション、一般消費財、不動産が1％超下落した。ハイテク・ジャイアントはメタ・プラットフォームズが3％超下落し、アルファベット、アップルも2％超下落。半導体のエヌビディアも6％近く下落し、フィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）は2.67％安と続落した。個別では前日までに年初来で44％超上昇したテスラが6.32％安と大幅反落し、ゼネラル・モーターズも4.37％安となった。

■ 1月31日（火）
【統計】製造業購買担当景気指数（PMI） 1月
【統計】工業企業利益　1−12月