20日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日売られたネット株が買い直され、相場を押し上げている。19日の米株式相場は続落したものの、アリババ集団（BABA）や百度（BIDU）など中国ネット・IT企業の米預託証券（ADR）は総じて堅調だった。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.69％高の21800.75ポイントで推移。個別では、ネット株の美団（03690）、アリババ集団（09988）、百度（09888）、JDドットコム（09618）、ネットイース（09999）がそろって反発。テンセント（00700）も上昇している。2022年12月本決算の業績見通しを前日大引け後に発表した石油株のCNOOC（00883）とペトロチャイナ（00857）も高い。半面、海運の東方海外（00316）や不動産株の龍湖集団（00960）、碧桂園服務（06098）、中国海外発展（00688）が売られている。

　20日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。中国経済の回復に対する期待が買いを支えているもよう。国内の新型コロナウイルスの感染状況について、中国国家衛生健康委員会は発熱外来の患者数、救急患者数、重症患者数がいずれもピークアウトし、医療体制は正常化しつつあるとの見解を示している。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.28％高の3249.44ポイントで推移している。セクター別では、貴金属、医療機器、漢方薬、インターネットサービスが高い。半面、証券、保険が売られている。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：80.61
　　前日比：1.13
　　騰落率：1.42％

　COMEX金 中心限月
　　終値：1923.90
　　前日比：16.90
　　騰落率：0.89％

　LME銅 3カ月物
　　終値：9305.50
　　前日比：-18.00
　　騰落率：-0.19％

　LME銅 3カ月物
　　終値：2587.50
　　前日比：-27.50
　　騰落率：-1.05％