17日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.56％安の115.19米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も6.02％安の130.62米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の17日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：115.19米ドル（-1.56％）
　■百度（BIDU）：130.62米ドル（-6.02％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：36.32米ドル（-3.22％）
　■JDドットコム（JD）：59.96米ドル（-5.72％）
　■ウェイボー（WB）：20.73米ドル（+0.19％）
　■ネットイース（NTES）：89.06米ドル（+0.79％）
　■モモ（MOMO）：10.22米ドル（-4.04％）
　■レンレン（RENN）：1.88米ドル（-10.05％）
　■捜狐（SOHU）：15.48米ドル（-2.21％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.56米ドル（+0.79％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：8.49米ドル（-5.56％）

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
◇*ST新海宜科技集団（002089）

★以下の銘柄は本日から取引停止
該当なし

　17日のNY株式相場は高安まちまち。昨年大きく下落したエヌビディア、テスラなどが大幅高となりナスダック総合が上昇した一方、決算が予想を下回ったゴールドマン・サックスが大幅安となりダウ平均を押し下げた。

　ダウ平均は391.76米ドル安（-1.14％）と5営業日ぶりに反落。ゴールドマン・サックスが6.44％安となり、1銘柄でダウ平均を158米ドル余り押し下げた。S&P500も0.20％安と5日ぶりに反落した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.14％高と小幅に7営業日続伸した。S&P500の11セクターはIT、エネルギーなど4セクターが上昇した一方、素材、コミュニケーション、資本財、金融、ヘルスケアなど6セクターが下落し、生活必需品が変わらずとなった。

　先週末に発表がスタートしたJPモルガン・チェースやシティグループの決算が強弱まちまちとなる中、寄り前に発表されたゴールドマン・サックスの第4四半期決算は投資銀行部門や資産運用部門が不振で利益が予想を大きく下回った。一方、同業のモルガン・スタンレーは5.91％高。トレーデングと資産運用部門が好調で利益が予想を上回った。トラベラーズは荒天による業績悪化見通しが嫌気され4.60％下落し、ダウ平均を約59米ドル押し下げた。