週明け16日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。人民元の対米ドル相場が上昇したことで、海外資金の流入に期待する買いが入ったもよう。来週の春節（旧正月）連休に需要拡大が見込める銘柄の物色も相場を押し上げている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.55％高の3212.98ポイントで推移。セクター別では、空運や軍需関連、ソフトウエア開発、インターネットサービスが買われる半面、不動産、石炭、自動車が売られている。

　週明け16日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。米インフレ指標の鈍化を受けて利上げの減速期待が強まり、前週末のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.48％高の21842.98ポイントで推移している。個別では、アリババ集団（09988）やテンセント（00700）が買われて指数を押し上げているほか、創科実業（00669）やサンズ・チャイナ（01928）の上昇も目立つ。半面、中国生物製薬（01177）や信義光能（00968）が売られている。

上海総合指数
　始値：3198.52ポイント
　前日比：3.21ポイント
　騰落率：0.10％

上海B株指数
　始値：287.53ポイント
　前日比：0.31ポイント
　騰落率：0.11％

深セン成分指数
　始値：11612.36ポイント
　前日比：10.06ポイント
　騰落率：0.09％

深センB株指数
　始値：1179.71ポイント
　前日比：-0.20ポイント
　騰落率：-0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4077.88ポイント
　前日比：3.50ポイント
　騰落率：0.09％