13日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。インフレ減速を受けて米連邦準備理事会（FRB）が金融引き締めペースを緩めるとの見方が強まり、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。中国当局による景気対策への期待も根強く、相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.20％高の3169.85ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材と貴金属が全面高。酒造や化学肥料も買われている。半面、観光・ホテルやソフトウエア開発、通信などが売られている。

　13日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。インフレ減速を受けて米連邦準備理事会（FRB）が金融引き締めペースを緩めるとの見方が強まり、12日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。米長期金利の低下も買い安心感につながったもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.61％高の21645.23ポイントで推移している。個別では、国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）が買われて相場の上昇を主導。ニット衣料大手の申洲国際集団（02313）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）も高い。半面、インターネットサービス大手のテンセント（00700）が続落。パソコン大手のレノボグループ（00992）も売られている。

上海総合指数
　始値：3170.35ポイント
　前日比：6.90ポイント
　騰落率：0.22％

上海B株指数
　始値：285.86ポイント
　前日比：-0.19ポイント
　騰落率：-0.07％

深セン成分指数
　始値：11509.21ポイント
　前日比：43.48ポイント
　騰落率：0.38％

深センB株指数
　始値：1170.54ポイント
　前日比：3.70ポイント
　騰落率：0.32％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4032.29ポイント
　前日比：14.42ポイント
　騰落率：0.36％