12日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日の米株高が好感されているほか、ゼロコロナ政策の終了に伴う景気回復や中国当局による政策支援への期待が相場を支えている。寄り付きと同時に発表された2022年12月の消費者物価指数（CPI）は1.8％上昇（市場予想は1.8％上昇）、生産者物価指数（PPI）は0.7％下落（同0.1％下落）だった。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.17％高の3167.34ポイントで推移している。セクター別では、軍需、バッテリー素材、風力発電設備などが買われる半面、石炭、半導体、不動産開発などが売られている。

　12日の香港市場でハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ続伸スタート。日本時間の12日夜に12月の米消費者物価指数（CPI）が発表されるが、一段のインフレ減速を期待する買いが先行している。一方、寄り付きとほぼ同時に発表された12月の中国の消費者物価指数（CPI）は1.8％上昇（市場予想1.8％上昇）、生産者物価指数（PPI）は0.7％下落（同0.1％下落）だった。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.77％高の21600.48ポイントで推移している。個別では、オンラインゲーム大手のネットイース（09999）、自動車・電池メーカーのBYD（01211）、太陽光発電用ガラスメーカーが高い。カジノ株のサンズ・チャイナ（01928）が反発している。半面、本土不動産株の華潤置地（01109）、碧桂園（02007）、龍湖集団（00960）や、ビールメーカーの華潤ビール（00291）が軟調。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：77.41
　　前日比：2.29
　　騰落率：3.05％

　COMEX金 中心限月
　　終値：1878.90
　　前日比：2.40
　　騰落率：0.13％

　LME銅 3カ月物
　　終値：9124.50
　　前日比：212.50
　　騰落率：2.38％

　LME銅 3カ月物
　　終値：2495.60
　　前日比：32.30
　　騰落率：1.31％