5日の香港市場でハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ続伸スタート。新型コロナウイルス感染症の防疫措置を緩和する中国の経済回復への期待から買いが先行。大型ネットなどが買われ、地合いの改善につながった。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比2.20％高の21250.41ポイントで推移している。個別では、JDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）、阿里健康（00241）、テンセント（00700）などネット関連株の上昇が目立つ。医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）が大幅に続伸。半面、石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）がさえない。

　5日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。防疫規制の緩和で景気が回復するとの期待や、当局の景気対策への期待が相場を支えているもよう。ただ、指数は2週間超ぶりの高値水準にあり、利益確定の売りが相場の重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.36％高の3134.92ポイントで推移している。セクター別では、自動車、保険、バッテリー素材、貴金属が全面高となる半面、観光・ホテルや小売り、不動産サービスなどが売られている。

上海総合指数
　始値：3132.76ポイント
　前日比：9.24ポイント
　騰落率：0.30％

上海B株指数
　始値：283.62ポイント
　前日比：-0.11ポイント
　騰落率：-0.04％

深セン成分指数
　始値：11136.77ポイント
　前日比：41.40ポイント
　騰落率：0.37％

深センB株指数
　始値：1166.39ポイント
　前日比：0.54ポイント
　騰落率：0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3913.49ポイント
　前日比：20.54ポイント
　騰落率：0.53％