22日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。また、上海総合指数は前日まで5日続落し、終値ベースで11月10日以来、およそ1カ月半ぶり安値を連日で更新した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.44％高3081.92ポイントで推移している。セクター別では不動産開発や不動産サービス、保険、石油などが買われる半面、医薬品販売や風力発電設備、製薬などが売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ続伸スタート。前日の米株式市場で好決算を発表したスポーツ用品のナイキが急進し、投資家心理の向上につながった。また、米12月消費者信頼感指数が4月以来の高水準となったことを受け、個人消費が停滞するとの懸念が後退し、地合いが改善した。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比1.74％高の19494.51ポイントで推移している。個別では、百度（09888）、JDドットコム（09618）、美団（03690）など大型ネット株が買われ、相場の上昇を主導。不取引所運営の香港証券取引所（00388）、通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム（00762）も高い。半面、香港鉄道運営会社の香港鉄路（00066）が軟調。

上海総合指数
　始値：3085.80ポイント
　前日比：17.39ポイント
　騰落率：0.57％

上海B株指数
　始値：286.75ポイント
　前日比：0.59ポイント
　騰落率：0.21％

深セン成分指数
　始値：10976.57ポイント
　前日比：64.48ポイント
　騰落率：0.59％

深センB株指数
　始値：1145.74ポイント
　前日比：0.88ポイント
　騰落率：0.08％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3859.20ポイント
　前日比：28.66ポイント
　騰落率：0.75％