週明け12日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。心理的節目の3200ポイントを下回って寄り付いた後、マイナス圏でもみ合う展開。前週末に発表された米11月生産者物価指数（PPI）が予想を上回る伸びとなったことで、米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めの長期化が意識されているもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前営業日比0.38％安の3194.86ポイントで推移。セクター別では、自動車、太陽光発電設備、不動産サービス、バッテリー素材が安い。半面、漢方薬、化学製薬、医薬品販売、医療機器が買われている。

　週明け12日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。香港時間9日夜発表の米11月生産者物価指数（PPI）が予想を上回る伸びとなったことで、前週末の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めの長期化が意識され、幅広いセクターで売りが先行している。米長期金利の上昇も投資家心理を悪化させた。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比1.27％安の19648.21ポイントで推移している。個別では、筆頭株主による持ち株大量売却が明らかになった碧桂園服務（06098）が急落。不動産開発の碧桂園（02007）と龍湖集団（00960）も大幅安となった。ハイテク株の百度（09888）、舜宇光学科技（02382）も売られている。半面、カジノ株のサンズ・チャイナ（01928）が高い。前週末に安かった阿里健康（00241）は反発している。

上海総合指数
　始値：3195.87ポイント
　前日比：-11.08ポイント
　騰落率：-0.35％

上海B株指数
　始値：291.42ポイント
　前日比：-0.15ポイント
　騰落率：-0.05％

深セン成分指数
　始値：11453.26ポイント
　前日比：-48.32ポイント
　騰落率：-0.42％

深センB株指数
　始値：1162.93ポイント
　前日比：-0.32ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3976.17ポイント
　前日比：-22.07ポイント
　騰落率：-0.55％