香港証券取引所は6日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：286億9090万HKドル
　　買い代金：149億6265万HKドル
　　売り代金：137億2825万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　　売買代金：3,098百万HKドル
　　買い代金：3,094百万HKドル
　　売り代金：4百万HKドル

2 テンセント（00700）
　　売買代金：1,545百万HKドル
　　買い代金：704百万HKドル
　　売り代金：841百万HKドル

3 美団（03690）
　　売買代金：1,331百万HKドル
　　買い代金：400百万HKドル
　　売り代金：931百万HKドル

4 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：945百万HKドル
　　買い代金：439百万HKドル
　　売り代金：505百万HKドル

5 阿里健康（00241）
　　売買代金：919百万HKドル
　　買い代金：382百万HKドル
　　売り代金：536百万HKドル

6 碧桂園（02007）
　　売買代金：808百万HKドル
　　買い代金：351百万HKドル
　　売り代金：457百万HKドル

7 平安健康医療科技（01833）
　　売買代金：704百万HKドル
　　買い代金：396百万HKドル
　　売り代金：307百万HKドル

8 旭輝控股（00884）
　　売買代金：628百万HKドル
　　買い代金：283百万HKドル
　　売り代金：346百万HKドル

9 薬明生物技術（02269）
　　売買代金：603百万HKドル
　　買い代金：197百万HKドル
　　売り代金：406百万HKドル

10 吉利汽車（00175）
　　売買代金：595百万HKドル
　　買い代金：147百万HKドル
　　売り代金：448百万HKドル

　香港証券取引所は6日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：500億3784万元
　　買い代金：246億6314万元
　　売り代金：253億7470万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：2,455百万元
　　買い代金：1,333百万元
　　売り代金：1,122百万元

2 隆基緑能科技（601012）
　　売買代金：1,098百万元
　　買い代金：469百万元
　　売り代金：629百万元

3 招商銀行（600036）
　　売買代金：955百万元
　　買い代金：425百万元
　　売り代金：530百万元

4 中国旅遊集団中免（601888）
　　売買代金：938百万元
　　買い代金：440百万元
　　売り代金：498百万元

5 中国平安保険（601318）
　　売買代金：929百万元
　　買い代金：493百万元
　　売り代金：436百万元

6 山西杏花村汾酒廠（600809）
　　売買代金：737百万元
　　買い代金：478百万元
　　売り代金：259百万元

7 通威（600438）
　　売買代金：727百万元
　　買い代金：342百万元
　　売り代金：384百万元

8 内蒙古伊利実業集団（600887）
　　売買代金：598百万元
　　買い代金：352百万元
　　売り代金：246百万元

9 仏山市海天調味食品（603288）
　　売買代金：540百万元
　　買い代金：306百万元
　　売り代金：234百万元

10 紫金鉱業集団（601899）
　　売買代金：533百万元
　　買い代金：291百万元
　　売り代金：242百万元

　7日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで続落か。米連邦準備理事会（FRB）による利上げが長期化するとの懸念が再燃し、ハイテク株を中心に売りが出そうだ。先週末発表の米11月雇用統計、5日発表の米11月ISM非製造業PMIが市場予想を上回る強い結果となり、インフレ警戒が広がると予想する。

　もっとも、売りが一巡した後は下げ渋る展開がありそうだ。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が減り続けるなか、中国当局が防疫措置を緩和することで経済活動が活発になるとの期待は根強い。なお、きょうは中国の11月の貿易統計が発表される。

　6日のNY株式相場はダウ平均が続落し、ハイテク株主体のナスダック総合は3日続落した。メディア大手パラマウント・グローバルが広告収入の減少見通しを発表したことやモルガン・スタンレーのレイオフ発表を受けて景気後退（リセッション）懸念が強まった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は金融株の中国建設銀行（00939）とAIAグループ（01299）、大型ネット株のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）が香港終値を下回って引けた。