香港証券取引所は5日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：385億9935万HKドル
　　買い代金：178億5529万HKドル
　　売り代金：207億4406万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：4,268百万HKドル
　　買い代金：1,785百万HKドル
　　売り代金：2,483百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：2,425百万HKドル
　　買い代金：976百万HKドル
　　売り代金：1,449百万HKドル

3 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：1,275百万HKドル
　　買い代金：760百万HKドル
　　売り代金：515百万HKドル

4 小鵬汽車（09868）
　　売買代金：1,134百万HKドル
　　買い代金：387百万HKドル
　　売り代金：747百万HKドル

5 小米集団（01810）
　　売買代金：774百万HKドル
　　買い代金：191百万HKドル
　　売り代金：583百万HKドル

6 海底撈国際（06862）
　　売買代金：743百万HKドル
　　買い代金：425百万HKドル
　　売り代金：318百万HKドル

7 李寧（02331）
　　売買代金：731百万HKドル
　　買い代金：133百万HKドル
　　売り代金：597百万HKドル

8 阿里健康（00241）
　　売買代金：716百万HKドル
　　買い代金：388百万HKドル
　　売り代金：328百万HKドル

9 碧桂園（02007）
　　売買代金：707百万HKドル
　　買い代金：261百万HKドル
　　売り代金：446百万HKドル

10 快手科技（01024）
　　売買代金：612百万HKドル
　　買い代金：393百万HKドル
　　売り代金：219百万HKドル

　香港証券取引所は5日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：525億2814万元
　　買い代金：274億9352万元
　　売り代金：250億3462万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：2,068百万元
　　買い代金：1,099百万元
　　売り代金：969百万元

2 招商銀行（600036）
　　売買代金：1,457百万元
　　買い代金：766百万元
　　売り代金：691百万元

3 中国平安保険（601318）
　　売買代金：1,233百万元
　　買い代金：635百万元
　　売り代金：599百万元

4 内蒙古伊利実業集団（600887）
　　売買代金：1,148百万元
　　買い代金：825百万元
　　売り代金：322百万元

5 隆基緑能科技（601012）
　　売買代金：1,130百万元
　　買い代金：386百万元
　　売り代金：745百万元

6 中国建築（601668）
　　売買代金：1,012百万元
　　買い代金：510百万元
　　売り代金：502百万元

7 中国旅遊集団中免（601888）
　　売買代金：971百万元
　　買い代金：518百万元
　　売り代金：452百万元

8 紫金鉱業集団（601899）
　　売買代金：781百万元
　　買い代金：491百万元
　　売り代金：290百万元

9 江蘇恒瑞医薬（600276）
　　売買代金：717百万元
　　買い代金：196百万元
　　売り代金：521百万元

10 通威（600438）
　　売買代金：668百万元
　　買い代金：282百万元
　　売り代金：387百万元

　6日の香港市場は軟調か。5日のNY株式相場は下落。米11月ISM非製造業総合指数（PMI）が前月分や市場予想を上回る強い結果となったことで、米連邦準備理事会（FRB）による利上げの長期化が改めて意識された。12月米連邦公開市場委員会（FOMC）では利上げ幅が0.50％と、これまでの4会合連続での0.75％の利上げから利上げ幅の縮小が見込まれているものの、利上げの最終到達地点（ターミナルレート）の見通しが高まった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、テンセント（00700）やアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）、AIAグループ（01299）などが香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を300ポイント超下回って寄り付くことになる。

　また、ハンセン指数は前日に4.51％高と大幅反発し、終値で9月1日以来ほぼ3カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが広がる可能性もある。

　一方、中国では北京や上海で地下鉄や路線バスの利用者にPCR検査の陰性証明の提示を求めないようにするなど、当局が行動制限を一部緩和している。早ければ7日にも10項目の緩和措置が発表されるとの報道もあり、経済活動の活性化に対する期待が相場の支えとなりそうだ。