週明け5日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。中国本土で新型コロナウイルスの防疫規制の緩和を好感。北京や上海など複数の主要都市で地下鉄、路線バスの利用者に義務付けていたPCR検査の陰性証明の提示が取りやめになったほか、各地で封鎖の解除やPCR検査体制の縮小などが進んでいると伝わった。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.84％高の3182.75ポイントで推移。セクター別では、保険、酒造、不動産サービス、航空・空港運営などが全面高。半面、太陽光発電設備、医療機器、バッテリーが軟調。

　週明け5日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。始値で心理的節目の19000ポイントを回復し、ほぼ全面高の展開となっている。中国本土での新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が11月29日以降は減り続けており、買い安心感につながった。2日のNY債券市場で長期金利が小幅ながら低下したことも支援要因。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比2.01％高の19051.39ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）とテンセント（00700）、アリババ集団（09988）が大きく買われて相場の上昇を主導。不動産株の碧桂園服務（06098）と龍湖集団（00960）、碧桂園（02007）は急反発している。

上海総合指数
　始値：3181.92ポイント
　前日比：25.78ポイント
　騰落率：0.82％

上海B株指数
　始値：291.04ポイント
　前日比：0.30ポイント
　騰落率：0.1％

深セン成分指数
　始値：11292.34ポイント
　前日比：72.55ポイント
　騰落率：0.65％

深センB株指数
　始値：1155.42ポイント
　前日比：1.97ポイント
　騰落率：0.17％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3907.64ポイント
　前日比：36.69ポイント
　騰落率：0.95％