■午後0時までの記事一覧：

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　23日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前日の米株高が好感される半面、中国国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、景気減速への警戒感が相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.08％高の3091.28ポイントで推移している。セクター別では、石炭とバッテリー素材が全面高。採掘やガスも買われている。半面、ホテル・観光が全面安となっているほか、漢方薬や教育なども売られている。

　23日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。22日のNY市場で、メスター米クリーブランド連銀総裁の発言を受けて先行きの利上げペースの減速期待が高まり、ダウ平均が大幅反発した流れを引き継いだ。前日はハンセン指数が5営業日続落していただけに、自律反発を狙う買いが入りやすい。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.33％高の17481.61ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）が買われて相場の上昇を主導。不動産株の碧桂園服務（06098）と碧桂園（02007）、龍湖集団（00960）が高い。半面、不動産投資信託のLink REIT（00823）、太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）が売られている。保険株のAIAグループ（01299）と中国人寿保険（02628）の下落も目立つ。