4日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返し、心理的節目の3000ポイントに乗せてもみ合う展開。景気の先行きが不透明ななか、政策期待が相場を支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.59％高の3015.36ポイントで推移。セクター別では、教育、環境関連、酒造、自動車が高い。半面、軍需関連、ソフトウエア開発、半導体が売られている。

　4日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日は米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めの長期化に対する警戒から3％超下げただけに、値ごろ感に注目した買いが先行している。中国本土相場の上昇も投資家心理の支えとなったもよう

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.96％高の15639.91ポイントで推移。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）と美団（03690）、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）が買われて相場の上昇を主導。製薬の石薬集団（01093）と中国生物製薬（01177）、スポーツ用品の李寧（02331）も高い。半面、都市ガスの新奥能源（02688）、パソコン大手のレノボグループ（00992）が売られている。

上海総合指数
　始値：2997.00ポイント
　前日比：-0.81ポイント
　騰落率：-0.03％

上海B株指数
　始値：284.47ポイント
　前日比：-0.33ポイント
　騰落率：-0.12％

深セン成分指数
　始値：10848.30ポイント
　前日比：8.24ポイント
　騰落率：0.08％

深センB株指数
　始値：1078.12ポイント
　前日比：0.01ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3646.77ポイント
　前日比：-1.13ポイント
　騰落率：-0.03％