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　14日の香港市場でハンセン指数は大幅に反発して始まった。前日は6営業日続落して終値が約11年ぶり安値を連日で更新しただけに、買い戻しが先行。NY株式相場の急反発が好感され、ほぼ全面高の展開となっている。

　指数は日本時間午前10時45分現在、前日比2.56％高の16808.47ポイントで推移している。個別では、国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）、大型ネット株のアリババ集団（09988）、美団（03690）が高い。不動産株の碧桂園服務（06098）、碧桂園（02007）、龍湖集団（00960）の反発も目立つ。一方、電動工具メーカーの創科実業（00669）が逆行安。

　14日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場が大幅上昇した流れを引き継いだほか、ここ最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がっているもよう。寄り付きと同時に発表された9月の消費者物価指数（CPI）は前年同月比2.8％上昇、生産者物価指数（PPI）は0.9％上昇だった。市場予想はそれぞれ2.8％上昇、1.0％上昇。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.82％高の3041.17ポイントで推移している。セクター別では、医療器械や医療サービス、太陽光発電設備、電機などを中心にほぼ全セクターで買いが優勢となっている。