7日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.51%安の17740.05ポイントだった。中国企業指数は1.79%安の6074.65ポイント。メインボードの売買代金は概算で570億HKドル。
ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の18000ポイントを割り込み、じりじりと下げ幅を広げた。6日の米市場で長期金利が上昇し、株式相場の重荷となったことから幅広いセクターで売りが優勢だった。中国本土の新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあるなか、行動規制などの対策強化が景気減速につながるとの懸念も強い。米9月雇用統計の発表を香港時間きょう夜に控えて様子見ムードが強く、商いは低調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のJDドットコム(
09618)とテンセント(
00700)、美団(
03690)、英金融大手のHSBC(
00005)が売られて相場の重荷だった。不動産株の龍湖集団(
00960)と碧桂園(
02007)、碧桂園服務(
06098)、中国海外発展(
00688)の下げがきつい。電気自動車のBYD(
01211)、医薬品関連の阿里健康(
00241)と薬明生物技術(
02269)は続落した。半面、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)や半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が続伸した。
ハンセンテック指数は3.30%安の3539.87ポイントと続落。構成30銘柄のうちSMICを除く29銘柄が下げた。2022年1−9月期決算が赤字に転落する見通しを発表したキングソフト(
03888)が16%超安。電気自動車芽メーカーの理想汽車(
02015)と蔚来集団(
09866)も急落した。