7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.13％安の17809.40ポイントだった。中国企業指数は1.56％安の6089.15ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で313億3000万HKドル。

　ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の18000ポイントを割り込み、下落率1％前後で推移。6日の米市場で長期金利の上昇を背景に株式相場が下落したことで、運用リスクを回避する売りが優勢となった。中国本土の新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあるなか、行動規制などの対策強化が景気減速につながるとの懸念もくすぶる。米9月雇用統計の発表を香港時間きょう夜に控えて様子見ムードが強く、商いは低調だった。

　個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）とテンセント（00700）が売られ、相場の重荷となった。碧桂園（02007）、龍湖集団（00960）、碧桂園服務（06098）、中国海外発展（00688）など不動産株の下げがきつい。自動車株の吉利汽車（00175）とBYD（01211）は大幅に続落した。ハイテク株のレノボグループ（00992）、小米集団（01810）も安い。半面、カジノ株のサンズ・チャイナ（01928）やビール大手の華潤ビール（00291）とバドワイザーAPAC（01876）が続伸している。アジア保険会社のAIAグループ（01299）も買われた。

ハンセン指数
　引値：17809.40ポイント
　前日比：-202.75ポイント
　騰落率：-1.13％

中国企業指数
　引値：6089.15ポイント
　前日比：-96.43ポイント
　騰落率：-1.56％

レッドチップ指数
　引値：3406.75ポイント
　前日比：-50.66ポイント
　騰落率：-1.47％

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