6日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくして下向きに転じ、マイナス圏でもみ合う展開。米株価指数先物が堅調に推移していることが地合いをある程度支える半面、前日にハンセン指数が急反発した後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.49％安の17999.51ポイントで推移。個別では、薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、民営自動車メーカーの吉利汽車（00175）、スポーツ用品の安踏体育用品（02020）や、大型ネット株のJDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）が反落している。半面、本土不動産関連の碧桂園服務（06098）と碧桂園（02007）、龍湖集団（00960）が高い。

ハンセン指数
　始値：18100.48ポイント
　前日比：12.51ポイント
　騰落率：0.07％

中国企業指数
　始値：6233.53ポイント
　前日比：8.92ポイント
　騰落率：0.14％

レッドチップ指数
　始値：3485.00ポイント
　前日比：8.62ポイント
　騰落率：0.25％

■越秀地産（00123）：2022年9月の不動産販売額（成約ベース）が前年同月比178％増の166億8100万元だった。1−9月累計では、販売額が前年同期比12％増の796億7400万元で、通期販売目標（1235億元）の達成率は65％となった。

■長江実業集団（01113）：香港の土地管理当局の発表によると、新界屯門青山公路の住宅開発用地を長江実業集団の子会社が落札した。土地使用権50年間の競争入札で、同社が最高額の46億100万HKドルを提示した。

■広州富力地産（02777）：9月に遠東発展（00035）から買い戻した英ロンドン「Vauxhall Square」開発プロジェクトの持ち株会社の株式と会社間貸付を新たに投資ファンドに売却することで合意したと発表した。広州富力地産は9カ月後に対象となる株式と貸付を買い戻す権利などを持つ。