週明け3日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米連邦準備理事会（FRB）の積極的な金融引き締めによる景気後退懸念が強まる中、前週末のNY市場が下落した流れを引き継いだ。また、香港市場はあす重陽節で休場となるほか、本土市場は国慶節で今週いっぱい休場となっており、持ち高調整の売りや手掛かり難も相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前営業日比0.85％安の17076.49ポイントで推移している。個別では、HSBC（00005）が売られて指数を押し下げているほか、万洲国際（00288）や吉利汽車（00175）、BYD（01211）の下落も目立つ。半面、碧桂園（02007）や龍湖集団（00960）、中国海外発展（00688）など本土不動産株が高い。

ハンセン指数
　始値：17050.25ポイント
　前日比：-172.58ポイント
　騰落率：-1.00％

中国企業指数
　始値：5864.31ポイント
　前日比：-49.77ポイント
　騰落率：-0.84％

レッドチップ指数
　始値：3339.11ポイント
　前日比：0.46ポイント
　騰落率：0.01％

■理想汽車（02015）：2022年9月の納車台数は前年同月比62.5％減の1万1531台だった。7−9月期の納車台数は5.6％増の2万6524台となった。

■蔚来集団（09866）：2022年9月の納車台数は前年同月比2.4％増の1万878台だった。7−9月期の納車台数は前年同期比29.3％増の3万1607台。

■ビリビリ（09626）：香港上場の扱いが3日付で「セカンダリー上場」から「プライマリー上場」に切り替わる。これにより、同社は香港証取と米ナスダックのデュアルプライマリー上場となる。