27日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.32％安の77.87米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も0.17％安の119.27米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の27日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：77.87米ドル（-1.32％）
　■百度（BIDU）：119.27米ドル（-0.17％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：27.66米ドル（+1.06％）
　■JDドットコム（JD）：52.66米ドル（-1.27％）
　■ウェイボー（WB）：16.22米ドル（-3.74％）
　■ネットイース（NTES）：77.97米ドル（+0.12％）
　■モモ（MOMO）：4.69米ドル（+2.18％）
　■レンレン（RENN）：30.25米ドル（+0.67％）
　■捜狐（SOHU）：17.01米ドル（+2.53％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.39米ドル（+4.82％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：3.95米ドル（-4.82％）

■9月28日（水）

【期末決算】宝聯控股（08201）
【期末決算】宏強控股（08262）
【期末決算】実力建業（00519）
【期末決算】安域亜洲（00645）
【期末決算】看通集団（01059）
【期末決算】オークラ・ホールディングス（01655）
【期末決算】トップ・エデュケーション（01752）
【中間決算】老恒和醸造（02226）
【期末決算】老恒和醸造（02226）
【中間決算】老恒和醸造（02226）
【期末決算】老恒和醸造（02226）
【権利落日】長江製衣（00294）(期末配当）
【権利落日】北控水務集団（00371）(中間配当）
【権利落日】YGM貿易（00375）(期末配当）
【権利落日】徳林国際（01126）(中間配当）

　27日のNY株式相場は高安まちまち。前日までに5日続落したことや、エバンス米シカゴ連銀総裁が利上げペースの減速の可能性に言及したことで上昇する場面もあったが、米10年債利回りが一時、2010年4月以来となる4％近くまで上昇する中、米連邦準備理事会（FRB）による積極的な利上げ見通しが引き続き相場の重しとなった。

　ダウ平均は朝方に398米ドル高まで上昇後、302米ドル安まで反落し、125.82米ドル安(-0.43％)の29134.99米ドルで終了。S&P500も一時、1.71％高まで上昇後、0.21％安で終了し、ともに6日続落した。前日に「弱気相場」入りしたダウ平均は、高値からの下落率を21.2％に拡大。S&P500は6月中旬に付けた取引時間中の年初来安値を割り込み、高値からの下落率を24.3％に拡大した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.25％高と6日ぶりに反発。テスラ、エヌビディアなどが押し目買いで反発した。

　S&P500の11セクターは、エネルギー、一般消費財、素材、ITの4セクターが上昇し、生活必需品、公益、不動産、コミュニケーション、資本財など7セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄はセールスフォース、ダウ・インク、ホーム・デポ、アップルなど9銘柄が上昇した一方、マクドナルド、プロクター・アンド・ギャンブル（P&G）、コカ・コーラ、ウォルト・ディズニーなど19銘柄が下落した。

　米経済指標は、9月消費者信頼感指数が108.0と前月の103.6や、予想の104.5を上回り、8月新築住宅販売件数は68.5万件と予想の50万件を上回った。8月耐久財受注も-0.2％と予想の-0.4％ほど悪化しなかった。