27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.26％高の3059.21ポイントだった。深セン成分指数は0.31％高の10997.02ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3708億8700万元だった。

　上海総合指数は高く寄り付いた後、総じてプラス圏でもみ合った。前日まで4営業日続落し、終値ベースで今年5月10日以来ほぼ4カ月半ぶりの安値を更新した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが相場を支えた。もっとも、米ドルに対する人民元安の進行を受けた資金流出への警戒感や、中国の景気減速懸念が上値を抑え、わずかながら前日終値を割り込む場面もあった。国慶節の大型連休を前に見送り気分も漂い、売買代金は低水準にとどまった。

　セクター別では、食品・飲料、医療機器、風力発電設備、繊維・アパレルが高い。半面、バッテリー素材、採掘、貴金属、石炭が売られた。

　上海B株指数は0.85％高の278.38ポイント、深センB株指数は0.46％高の1138.92ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3059.21ポイント
　前日比：7.98ポイント
　騰落率：0.26％

上海B株指数
　引値：278.38ポイント
　前日比：2.35ポイント
　騰落率：0.85％

深セン成分指数
　引値：10997.02ポイント
　前日比：34.46ポイント
　騰落率：0.31％

深センB株指数
　引値：1138.92ポイント
　前日比：5.18ポイント
　騰落率：0.46％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3843.40ポイント
　前日比：6.72ポイント
　騰落率：0.18％

■午後0時までの記事一覧：

【香港】理想汽車、7−9月期納車台数見通しを下方修正
【香港】新華人寿保険、ガスパイプライン会社の株式を91億元で売却
【香港】中国生物製薬のコロナ治療薬、中国当局が治験承認
【香港】協キン科技、内モンゴルに生産拠点建設へ
【香港】羅馬集団が社名変更、29日から「羅馬元宇宙集団」に
【香港】上海証取、四環医薬子会社の「科創板」上場申請を受理
【香港】マカオカジノ、回復のロードマップが鮮明に　目標株価を引き上げ＝シテ
【香港】決算寸評：中国人寿保険、22年6月中間決算は減収減益
【香港】香港上場企業の自社株買い、過去最高を更新

【中国】A株上場企業、50社超が業績改善見通しを発表
【中国】健康元薬業集団、GDRが26日にスイス上場
【中国】深セン市特力、大株主が同社A株400万株を売却
【中国】広東太安堂薬業、28日付で通常銘柄からST銘柄に転落
【中国】人民元の27日の基準値は1米ドル＝7.0722元、8日続落
【中国】上海外高橋集団、浦東の住宅開発用地を24億元で落札
【中国】オルドス資源、A株4億6000万株がロックアップ解除
【中国】1−8月の工業企業利益は2％減、41業種中16業種が増益
【中国】新型コロナ、26日の本土感染者数は968人＝中国衛生当局