連休明け13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前営業日比0.33％高の3272.72ポイントだった。深セン成分指数は0.63％高の11952.92ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5007億4300万元だった。

　上海総合指数は総じてプラス圏でもみ合った。高く寄り付いた後、序盤はマイナス圏に涼む場面もあったが、下値の堅さが意識されると上向きに転じた。米国のインフレのピークアウト期待や、米ドル高の一服を好感。中国政府が景気刺激策を打ち出した効果が出てくるとの強い期待も買いを支えた。

　セクター別では、採掘、貴金属、農業関連、自動車、酒造が高い。半面、電力、風力・太陽光発電設備、不動産開発が軟調だった。

　上海B株指数は0.25％高の314.76ポイント、深センB株指数は0.45％高の1217.72ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3272.72ポイント
　前日比：10.67ポイント
　騰落率：0.33％

上海B株指数
　引値：314.76ポイント
　前日比：0.77ポイント
　騰落率：0.25％

深セン成分指数
　引値：11952.92ポイント
　前日比：75.13ポイント
　騰落率：0.63％

深センB株指数
　引値：1217.72ポイント
　前日比：5.46ポイント
　騰落率：0.45％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4122.55ポイント
　前日比：28.76ポイント
　騰落率：0.7％

　休場明け13日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。前日のNY市場で主要3株価指数がそろって4営業日続伸した流れを引き継いで買いが入った半面、前週末はほぼ全面高となって心理的節目の19000ポイントを回復しただけに、利益確定売りが出ている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前営業日比0.01％高の19364.95ポイントで推移。医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）が急反落している。不動産株の下げが目立ち、碧桂園（02007）、龍湖集団（00960）、長江実業集団（01113）が売られている。一方、大型株のHSBC（00005）とアリババ集団（09988）が買われている。