26日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前日の米株高や中国政府が発表した追加経済対策が引き続き好感される半面、ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会（FRB）議長の講演を控えて様子見ムードも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.06％高の3248.15ポイントで推移している。セクター別では、電源設備、観光・ホテル、電子化学品などが買われる半面、保険、ガス、石炭などが売られている。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：92.52
　　前日比：-2.37
　　騰落率：-2.50％

　COMEX金 中心限月
　　終値：1771.40
　　前日比：9.90
　　騰落率：0.56％

　LME銅 3カ月物
　　終値：8128.85
　　前日比：94.15
　　騰落率：1.17％

　LME銅 3カ月物
　　終値：2433.65
　　前日比：3.65
　　騰落率：0.15％

　26日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まり、始値で心理的節目の20000ポイントを回復した。25日のNY市場で米長期金利が低下し、ハイテク株が上昇した流れを引き継いだ。監査法人の検査ルールを巡る米国と中国の協議が合意に近づいているとの報道も支援材料。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.73％高の20113.30ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）と美団（03690）、JDドットコム（09618）、テンセント（00700）が買われて相場の上昇を主導。医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）、不動産開発の龍湖集団（00960）と中国海外発展（00688）も高い。半面、前日大引け後に2022年6月中間決算を発表した申洲国際集団（02313）と中国人寿保険（02628）が下げている。