23日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日まで3日続落し、心理的節目の3300ポイントを下回った後とあって、買い戻す動きが広がっているもよう。中国当局の経済対策や産業支援に対する期待も根強い。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.11％高の3270.67ポイントで推移している。セクター別では、自動車、バッテリー素材、バッテリーなどが買われる半面、石炭、医薬品販売、海運・港湾などが買われている。

　23日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日はハンセン指数が4営業日ぶりに大幅反落し、心理的節目の21000ポイントに迫る水準へ落ち込んだだけに、買い戻しが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比1.03％高の21224.81ポイントで推移している。個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）やオンラインゲームのネットイース（09999）、製薬の石薬集団（01093）と中国生物製薬（01177）が反発している。半面、アルミメーカーの中国宏橋（01378）、不動産開発の碧桂園（02007）が安い。

上海総合指数
　始値：3269.05ポイント
　前日比：1.85ポイント
　騰落率：0.06％

上海B株指数
　始値：298.02ポイント
　前日比：-1.67ポイント
　騰落率：-0.56％

深セン成分指数
　始値：12273.38ポイント
　前日比：26.83ポイント
　騰落率：0.22％

深センB株指数
　始値：1173.39ポイント
　前日比：2.14ポイント
　騰落率：0.18％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4277.96ポイント
　前日比：7.34ポイント
　騰落率：0.17％