22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.34%安の3582.60ポイントだった。深セン成分指数は0.33%高の14492.82ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆152億4500万元だった。
上海総合指数は序盤で心理的節目の3600ポイントを回復した後、節目を割り込むとマイナス圏に沈んで軟調に推移した。一時プラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは限定的だった。債務問題に揺れる中国恒大集団(
03333)が米ドル債の利払いをしたと伝わって不動産関連株に買いが入ったが、資源価格の高騰が経済成長に与える悪影響などが引き続き懸念され、資源・エネルギー株が大きく売られたもよう。
セクター別では石炭や鉄鋼、石油がほぼ全面安。非鉄金属や電力、採掘なども大きく売られた。半面、家具が高い。家電や不動産、文化メディアなどもしっかり。
A株市場では、発電会社の国投電力控股(
600886)が8%超安。石炭中国最大手の中国神華能源(
601088)やアルミ中国大手の中国アルミ(
601600)のほか、鉄鋼株の本鋼板材(
000761)やアンガン・スチール(
000898)などの下げがきつい。半面、家電の海爾智家(
600690)や美的集団(
000333)が大幅高。免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)や自動車・電池メーカーのBYD(
002594)、乳業メーカー中国大手の内蒙古伊利実業集団(
600887)などもしっかり。
上海B株指数は0.65%安の275.72ポイント、深センB株指数は0.43%安の1185.15ポイントだった。