1日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比0.58%高の26028.29ポイントだった。中国企業指数は0.95%高の9271.32ポイント。メインボードの売買代金は概算で1818億3000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、8月の財新中国購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことを受けて、政策支援への期待から買いが広がると、プラス圏に浮上。本土相場の上昇を好感して上昇幅を拡大し、心理的節目の26000ポイントを回復した。後場は26000ポイントを超えた水準で堅調に推移し、指数は結局8月16日以来、約3週間ぶり高値で引けた。注目された財新中国製造業PMIは49.2と、市場コンセンサス予想の50.2を下回り、2020年2月以来の低水準となった。セクター別では通信や金融、情報技術、不動産などが上げた半面、素材や工業が下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)が6%超高。本土不動産株の龍湖集団(
00960)や医薬品株の中国生物製薬(
01177)、保険株の中国人寿保険(
02628)、石油メジャーのCNOOC(
00883)なども買われた。半面、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)が5%安。バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(
02269)や自動車メーカーのBYD(
01211)、吉利汽車(
00175)のほか、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)などもさえない。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は1.30%高の6693.66ポイントと3日続伸した。SaaSプロバイダーの微盟集団(
02013)や白物家電メーカーの海爾智家(
06690)、通信教育大手の新東方在線科技(
01797)が8%超高となった一方、ネット損保中国最大手の衆安在線財産保険(
06060)やスマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(
00285)などが下げた。