1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比0.62%高の26038.35ポイントだった。中国企業指数は1.41%高の9313.05ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1144億9000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、序盤は下げ幅を拡大する展開だったが、寄り付き後に発表された8月の財新中国購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことを受けて、政策支援への期待が広がりプラス圏に浮上した。前場の後半に入り、本土相場の上昇を好感して上昇幅を拡大すると、心理的節目の26000ポイントを回復して前場の取引を終えた。注目された財新中国製造業PMIは49.2と、市場コンセンサス予想の50.2を下回り、2020年2月以来の低水準となった。
個別では、火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)が約7%高。保険株の中国平安保険(
02318)や中国人寿保険(
02628)、ハイテク株の美団(
03690)やテンセント(
00700)なども買われた。半面、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)が約6%安。バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(
02269)や電動工具世界大手の創科実業(
00669)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)もさえない。