31日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比1.43%安の25174.17ポイントだった。中国企業指数は1.31%安の8877.93ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で786億HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、序盤に下げ幅を拡大。寄り付き前に発表された8月の中国購買担当者景気指数(PMI)の低下が嫌気された。製造業PMIは市場予想から下振れし、非製造業PMIは1年6カ月ぶりに景況感の分かれ目となる50を下回った。中国が未成年者によるネットゲーム利用の制限を強化したことも、関連材料の売り材料となったもよう。
個別では、中国平安保険(
02318)が急落。同社による不動産市場への投資を中国当局が調査中と伝わり、嫌気した売りが膨らんだ。中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が大幅に続落。不動産株の龍湖集団(
00960)と碧桂園服務(
06098)、医薬品株の薬明生物技術(
02269)の下げもきつい。半面、医薬品販売の阿里健康(
00241)、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)が続伸した。