27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.51%高の25546.37ポイントだった。中国企業指数は0.99%高の9025.53ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で674億4000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継いで安く寄り付いたものの、序盤に上げに転じた。前日までの続落で値ごろ感が強まった銘柄を買い戻す動きが相場を支えた。中国本土相場が反発したことも地合いの改善につながった。もっとも、ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前に、持ち高を調整する目的の売りが出て上値を重くしている。
個別では、前日安かったインターネットサービス株の美団(
03690)や保険株の中国平安保険(
02318)、AIAグループ(
01299)が買われ、相場の上昇を主導。不動産大手の華潤置地(
01109)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も大幅高となった。半面、英金融大手のHSBC(
00005)と中国ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)が下げ、相場の重荷だった。製薬の石薬集団(
01093)とスポーツ用品の安踏体育用品(
02020)は続落した。