26日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.08%安の25415.69ポイントだった。中国企業指数は1.53%安の8937.29ポイント。メインボードの売買代金は概算で1385億7000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ終日マイナス圏で軟調に推移した。前日の米株高を好感して序盤に前日終値付近まで戻す場面もみられたが、その後は徐々に下げ幅を拡大した。中国本土市場の下落が嫌気されたほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を今週末に控え、様子見ムードも強まった。また、韓国銀行(中央銀行)が政策金利の引き上げを決めたことも投資家心理を冷やした。
ハンセン指数構成銘柄では、クレディ・スイスやシティグループが目標株価を引き下げた瑞声科技(
02018)が10%超下落。申洲国際集団(
02313)や龍湖集団(
00960)、小米集団(
01810)の下落も目立った。半面、6月中間決算で純利益が2.4倍となった中国蒙牛乳業(
02319)が3%超上昇。銀河娯楽(
00027)やサンズ・チャイナ(
01928)も買われた。
この他では、2021年6月中間決算で29−39%減益となる見通しを発表した中国恒大集団(
03333)が7%超下落。傘下の恒大物業集団(
06666)や恒騰網絡(
00136)も売られた。中国恒大新能源汽車(
00708)は18.68%安と大幅下落し、昨年5月以来の安値をつけた。半面、台湾積体電路製造(TSMC)の値上げを好感し、SMIC(
00981)や華虹半導体(
01347)が買われた。