25日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.13%安の25693.95ポイントだった。中国企業指数は0.25%安の9076.03ポイント。メインボードの売買代金は概算で1633億4000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、一時は心理的節目の26000ポイント付近にまで上げ幅を拡大したが、失速するとマイナス圏に沈んだ。後場の終盤になって下げ幅を縮小したものの勢いに欠け、マイナス圏のままきょうの取引を終えた。朝方は米株高の流れを引き継いでハイテク株を中心に買いが先行したが、ハンセン指数は前日まで続伸し、約1週ぶり高値で引けていたこともあり、一服感から利益確定売りが広がった。セクター別では、通信や医療・ヘルスケアが下落した半面、工業や素材、エネルギーなどが上昇した。
ハンセン指数構成銘柄では、スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)が6%超安。火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)や不動産デベロッパー大手の新鴻基地産(
00016)のほか、ハイテク株のアリババ集団(
09988)もさえない。半面、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)が6%超高。中国政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)やスマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)もしっかり。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.20%高の6458.97ポイントと3日続伸。ネット通販大手のJDドットコム(
09618)が5%高。自動車情報プラットフォームの汽車之家(
02518)や動画プラットフォームのビリビリ(
09626)も大きく買われた。一方、24日大引け後に中間決算を発表したキングソフト(
03888)が21%超安。短編動画プラットフォーム運営会社の快手科技(
01024)も下げがきつい。