25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.74%高の3540.38ポイントだった。深セン成分指数は0.23%高の14697.50ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3144億5600万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、序盤は前日終値を挟んでもみ合ったが、中盤以降は堅調に上げ幅を拡大し、きょうの高値圏で取引を終えた。中国政府による企業統制の強化への過度な警戒感が後退し、買いが広がったほか、6月中間決算の発表も終盤に入り、好業績の銘柄や政策の恩恵を見込めるセクターが買われて相場を支えた。指数は結局、8月11日につけた直近高値を上抜き、7月23日以来、約1カ月ぶり高値で取引を終えた。セクター別では、造船、石炭、航空・空港運営などが買われた半面、証券、銀行、保険など金融株が売られた。
A株市場では、6月中間決算で純利益が86倍となった中国アルミ(
601600)がストップ高をつけたほか、中国船舶重工(
601989)の上昇も目立った。6月中間決算で78%増益となった安徽迎駕貢酒(
603198)がストップ高をつけたほか、江蘇今世縁酒業(
603369)や貴州茅台酒(
600519)も買われた。半面、三一重工(
600031)や中興通訊(
000063)、立訊精密工業(
002475)の下落が目立った。
上海B株指数は0.24%高の265.03ポイント、深センB株指数は0.96%高の1217.29ポイント。