週明け23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.45%高の3477.13ポイントだった。深セン成分指数は1.98%高の14535.88ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3225億6000万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移した。指数は前週末に一時、心理的節目の3400ポイントを割り、終値は7月30日以来、約3週間ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。また、前週末の米株高が好感されたほか、6月中間決算を材料に個別物色の動きも広がった。ただ、中国当局による企業統制強化の動きが警戒され、後場に入って上値は伸び悩んだ。セクター別では、機械、石炭、非鉄金属などを中心に幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、証券、銀行、保険など金融株が売られた。
A株市場では、中国人民解放軍が新型ミサイルの発射に成功したとの報道を受け、中航航空高科技(
600862)や北方華創科技集団(
002371)など軍事関連が大幅高。上海復星医薬(
600196)や東阿阿膠(
000423)も高かった。半面、中国国際航空(
601111)や本鋼板材(
000761)の下落が目立った。中国人民銀行(中央銀行)が罰金を決めた中国郵政儲蓄銀行(
601658)や中国建設銀行(
601939)も売られた。
上海B株指数は1.08%高の264.57ポイント、深センB株指数は0.59%高の1203.49ポイント。