週明け23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比1.81%高の25299.71ポイントだった。中国企業指数は1.69%高の8890.08ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で939億6000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の25000ポイントを回復し、序盤に上げ幅を拡大。一時は上昇率が2%を超えた。前週末の終値は昨年11月2日以来ほぼ10カ月ぶりの安値だっただけに、自律的な反発を見込む買いが先行。20日の米株式相場ときょうの中国本土相場が上昇したことで、投資家が運用リスクをとりやすくなった。
個別では、医薬品関連の薬明生物技術(
02269)と石薬集団(
01093)、阿里健康(
00241)がそろって急反発。取引所運営の香港証券取引所(
00388)、不動産管理サービスの碧桂園服務(
06098)も大きく買い戻された。ハイテク株の小米集団(
01810)、舜宇光学科技(
02382)、テンセント(
00700)、美団(
03690)も高い。半面、ハンセン指数構成銘柄の除外が決まった交通銀行(
03328)の下げがきつい。不動産株の華潤置地(
01109)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)は続落した。