週明け23日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前週末のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。また、上海総合指数は前週末に7月30日以来、約3週間ぶり安値で取引を終えており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが優勢となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.35％高の3439.24ポイントで推移している。セクター別では、石炭が全面高となっているほか、化学肥料や機械も買われている。半面、通信、酒造、医療などが売られている。

　週明け23日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前週末の終値は昨年11月2日以来ほぼ10カ月ぶりの安値だっただけに、自律的な反発を見込む買いが先行。始値で心理的節目の25000ポイントを回復した。ハイテク株を中心に幅広いセクターが上げている。20日の米株式相場の上昇も投資家心理を支えた。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比1.05％高の25111.74ポイントで推移している。個別では、取引所運営の香港証券取引所（00388）、豚肉大手の万洲国際（00288）、不動産管理サービスの碧桂園服務（06098）が大幅高。ハイテク株の阿里健康（00241）、小米集団（01810）、テンセント（00700）、美団（03690）もそろって買われた。半面、中国ネット通販最大手のアリババ集団（09988）が安い。ハンセン指数構成銘柄からの除外が決まった交通銀行（03328）も売られた。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3436.80      9.47      0.28

 上海B株指数                    262.16      0.42      0.16

 深セン成分指数               14296.95     43.42      0.30

 深センB株指数                 1197.61      1.19      0.10

 滬深300指数（CSI300指数）     4777.73      8.46      0.18