18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比1.11%高の3485.29ポイントだった。深セン成分指数は0.72%高の14454.11ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1971億7200万元だった。
上海総合指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったものの、その後はプラス圏で堅調に推移し、きょうの高値圏で取引を終えた。指数は前日に2%下落し、7月30日以来、約3週ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。ただ、前日の米株安や中国当局による規制強化の動きが警戒され、相場の重しとなった。セクター別では、銀行や証券、保険など金融株が全面高となり、相場の上げを主導した。半面、貴金属、食品・飲料、電子部品などが売られた。
A株市場では、東方証券(
600958)や華泰証券(
601688)、招商証券(
600999)などが高い。下期に入って出来高が増えていることや、6月中間決算・見通しを材料に買いが入った。平安銀行(
000001)や寧波銀行(
002142)も高い。半面、万洲国際(
00288)の会長長男に関連するメディア報道を受けて河南双匯投資発展(
000895)が大きく下げた。中国旅遊集団中免(
601888)の下落も目立った。
上海B株指数は0.97%高の264.23ポイント、深センB株指数は0.50%高の1207.11ポイントだった。