終値     前日比   騰落率

NYMEX原油 中心限月       67.29    -1.15    -1.68%

COMEX金 中心限月       1789.80    11.60     0.65%

LME銅 3カ月物          9441.85  -128.30    -1.34%

LMEアルミ 3カ月物      2601.85     2.00     0.08%

　17日の香港市場は続落か。中国と米国の景気回復がピークアウトしたとの見方が広がり、投資家が運用リスクを取りにくくなると予想する。中国国家統計局が16日発表した7月の鉱工業生産と小売売上高はともに市場予想に届かず、ニューヨーク連銀が発表した8月の製造業景況指数も市場予想以上に低下した。新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、世界的な経済活動の停滞に対する懸念もくすぶる。

　もっとも、前日のハンセン指数終値は6日以来ほぼ1週間ぶりの低水準だっただけに、割安感が出た銘柄を拾う動きが相場を下支えする可能性がある。心理的節目の26000ポイントが下値支持線として意識されそうだ。決算発表や業績見通しを受けた個別物色も引き続き活発だろう。

　16日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が5日続伸して史上最高値を更新したものの、ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）や、英金融大手HSBC（00005）が香港終値を下回って終えた。

　16日のNY株式相場は高安まちまち。弱い中国の経済指標を受けて世界景気の減速懸念が高まったことで軟調にスタートしたが、決算発表を控えたホーム・デポやウォルマートなどの小売株の上昇が一定の支えとなった。ダウ平均は283米ドル安まで下落後したが、110.02米ドル高（+0.31％）で終了し、S&P500も0.68％安まで下落後、0.26％高で終了。ともに5日続伸し、5日連続で史上最高値を更新した。

　アフガニスタンでタリバンが首都カブールを制圧し、地政学リスクが意識されたこともリスク回避を強めた。S&P500の11セクターは7セクターが上昇し、4セクターが下落。ヘルスケア、公益、生活必需品などのディフェンシブ・セクターが上昇率上位に並んだ一方、エネルギー、素材、一般消費財が下落率上位となった。個別では米道路交通安全局(NHTSA)が、自動運転システムを調査すると発表したテスラが4.32％安と大幅続落し、年初来で2.76％安とマイナス圏に沈んだ。

海外市況

 指標                      寄値     高値     安値     終値    前日比  騰落率

 NYダウ                  35490.83 35631.19 35231.87 35625.40   110.02   0.31

 S&P500                   4461.65  4480.26  4437.66  4479.71    11.71   0.26

 NASDAQ                  14771.53 14794.68 14610.02 14793.76   -29.14  -0.20

 CME225先物              27800.00 27860.00 27385.00 27660.00   180.00   0.66

 FT100                    7153.98  7153.98  7153.98  7153.98   -64.73  -0.89

 DAX                     15875.70 15961.18 15851.28 15925.73   -51.71  -0.32

 為替（ドル/円）           109.64   109.74   109.11   109.26    -0.38  -0.34

 WTI先物                    52.18    53.45    52.07    53.21     0.96   1.84

 金（Gold）先物           1845.40  1864.00  1835.80  1844.20    -6.60  -0.30

 ※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。