週明け16日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。終値は前日比0.80%安の26181.46ポイントだった。中国企業指数は1.20%安の9265.24ポイント。メインボードの売買代金は概算で1339億1000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、序盤は前日終値付近での小動きだった。日本時間の午前11時に発表された7月の中国主要経済指標がそろって市場予想を下回ったことを受け、下げ幅を拡大した。新型コロナウイルスデルタ株の感染拡大で経済が停滞することへの懸念が強まり、売りを誘った。中国当局が企業統制を強める動きに対する警戒感も引き続き重荷。指数はじりじりと下値を切り下げたが、26100ポイントを割り込む水準で下げ渋ると、終盤にやや戻した。
ハンセン指数構成銘柄では、自動車メーカーのBYD(
01211)と吉利汽車(
00175)が7%前後の大幅安。ネット関連株の美団(
03690)、テンセント(
00700)、阿里健康(
00241)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)も下げがきつい。半面、電動工具大手の創科実業(
00669)、豚肉大手の万洲国際(
00288)、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が逆行高を演じたほか、中国保険大手の中国平安保険(
02318)が3営業日ぶりに反発した。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は2.57%安の6420.14ポイントと4営業日続落。ショート動画のビリビリ(
09626)、快手科技(
01024)、自動車情報プラットフォームの汽車之家(
02518)、検索エンジン大手の百度(
09888)が売られた半面、PC世界大手のレノボグループ(
00992)、半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)が上昇した。