週明け16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比0.74%安の26195.41ポイントだった。中国企業指数は1.06%安の9277.96ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で719億3000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、序盤は前日終値付近での小動きだった。日本時間の午前11時に発表された7月の中国主要経済指標がそろって市場予想を下回ったことを受け、下げ幅を拡大した。新型コロナウイルスデルタ株の感染拡大で経済が停滞することへの警戒感が強まり、売りを誘った。もっとも、本土市場で上海総合指数が中盤以降に総じてプラス圏で推移したことが下値を支え、26100ポイント付近では底堅かった。
個別では、自動車メーカーのBYD(
01211)、吉利汽車(
00175)が大幅安。中国当局が企業統制を強める動きに対する懸念が根強い中、ネット関連株の美団(
03690)、阿里健康(
00241)、テンセント(
00700)の下げがきつい。半面、豚肉大手の万洲国際(
00288)、本土不動産株の華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、石油メジャーのシノペック(
00386)、中国保険大手の中国平安保険(
02318)が逆行高を演じた。