13日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.48%安の26391.62ポイントだった。中国企業指数は0.93%安の9377.79ポイント。メインボードの売買代金は概算で1258億7000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まった。中国当局が企業統制を強める動きが警戒され、ハイテク株を中心に売りが先行した。前日の米株高を受けた買いが指数をプラス圏へ浮上させる場面が序盤にあったものの、ほどなく失速。中盤以降は下値支持線として意識された10日移動平均(大引け時点で26369.99ポイント)付近で推移し、結局同水準を上回って終えた。世界的な新型コロナウイルスの新規感染者数の増加に対する懸念が根強い上、中国本土相場の下落が投資家心理を悪化させたもよう。セクター別では、情報技術と工業が下げた半面、素材と通信が上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株のアリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)、テンセント(
00700)、美団(
03690)が売られて相場の重荷だった。きょう2021年6月中間決算を発表するサンズ・チャイナ(
01928)の下げがきつい。自動車株の吉利汽車(
00175)、不動産開発の龍湖集団(
00960)と碧桂園服務(
06098)も大幅に下落した。半面、前日大引け後に中間決算を発表した万洲国際(
00288)と香港鉄路(
00066)が買われた。通信株のチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)も上昇した。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は2.00%安の6584.52ポイントと3日続落。半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)と華虹半導体(
01347)、ネット損保の衆安在線財産保険(
06060)、ショート動画の快手科技(
01024)がそろって大幅に続落した。一方、データセンター中国最大手の万国数拠(
09698)が急反発した。