6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.24%安の3458.23ポイントだった。深セン成分指数は0.30%安の14827.41ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2249億5000万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、中国を含めた世界的な新型コロナウイルスの感染再拡大が嫌気されたほか、米国の雇用統計や中国の貿易統計などの発表を控えて様子見ムードも強まり、相場の重しとなった。セクター別では、造船と航空・空港運営、保険が全面安となったほか、医薬、食品・飲料なども売られた。半面、前日売られた化学肥料が買い戻されたほか、非鉄金属、石炭、鉄鋼なども買われた。
A株市場では、上海復星医薬(
600196)や麗珠医薬集団(
000513)が大きく下げたほか、万華化学集団(
600309)や完美世界(
002624)などの下落も目立った。粉ミルクの販売促進活動が母乳育児率の低下に拍車をかけていると複数の専門家が指摘したと国営新華社が報じたことを受け、貝因美(
002570)や皇氏集団(
002329)など関連銘柄が売られた。半面、中国国際コンテナ(
000039)や紫金鉱業集団(
601899)、中国アルミ(
601600)が買われた。
上海B株指数は0.30%高の260.91ポイント、深センB株指数は0.70%安の1205.63ポイントだった。