6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.01%高の26206.75ポイントだった。中国企業指数は0.14%安の9283.62ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で843億7000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付いた直後、下げに転じた。ただ、心理的節目の26000ポイントが下値支持線として意識されて次第に下げ幅を縮め、前引けにかけてプラス圏に浮上した。中国当局による規制強化への懸念から前日に大きく売られたテンセント(
00700)が買い戻され、相場を押し上げた。前日の米株高も好感されたもよう。もっとも、中国を含めた世界的な新型コロナウイルスの感染再拡大に対する警戒感がくすぶるなか、中国本土相場が下落し、投資家が運用リスクを取りにくくなっている。
個別では、テンセントのほかに電気自動車メーカーのBYD(
01211)が反発。原油先物相場の上昇を受け、CNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)も買われた。前日大引け後に2021年6月中間決算を発表した長江和記実業(
00001)も高い。半面、信義光能(
00968)、薬明生物技術(
02269)、舜宇光学科技(
02382)はそろって大幅に続落した。不動産株の碧桂園服務(
06098)、華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、中国海外発展(
00688)の下げが目立つ。